先日、当サイト「Sotook!ブログ」(WordPressブログ)のドメイン変更(移転)を行いました。
変更前ドメイン
http://www.tws2007.com/
変更後ドメイン
https://sotook.com/
今まで使っていたドメインは、サイトアフィリエイト用に取得していた中古ドメインなんですよね。
2年以上運営していたドメインですが、思い切って新規ドメインに変更しました。
今回は、どのようにWordPressのドメイン変更をするのか、私が行ったことをすべてまとめておきます。
WordPressのドメイン変更で必要なことを、かなり細かく説明していきます。
ちなみに、ネット上の情報でも一番わかり易いと自負しています(笑)
WordPressのファイルのダウンロードとアップロードにかなりの時間がかかりますが、順番に行っていただければ、数時間もあればドメイン変更は完了すると思います。
それでは、がんばっていきましょう!
目次
ドメイン変更の前提条件
今回ご紹介するドメイン変更は、次の条件にて行いました。
- エックスサーバーからエックスサーバーへの同一サーバー内でのドメイン変更。
※つまりサーバーは変更してません。 - データーベースも変更なし。
- ドメインのみ変更。
変更前ドメイン(旧ドメイン)
http://www.tws2007.com/
変更後ドメイン(新ドメイン)
https://sotook.com/
今回は、エックスサーバーからエックスサーバーへの変更を前提に話を進めていきますが、他のサーバーでも基本作業は同じです。
旧ドメインからWordPressファイルのダウンロード
まず、TFPツールにて、旧ドメインにアクセスし、すべてのファイルをローカル環境(デスクトップなど)にダウンロードします。

そこそこ運営しているWordPressブログの場合、1時間以上はかかります。(;´∀`)
気長に待ちましょう…。
※注意1. ダウンロードしたファイルは、もしもの時のバックアップにもなりますので保存しておきましょう。
※注意2. 運営状況により、一部のファイルがダウンロードできない場合もありますが、気にせずにダウンロードできるものだけ行いましょう!
ダウンロードしたファイルの「.htaccess」を書き換える
ダウンロードが完了したら、ファイル内にある「.htaccess」の記述を書き換えます。
エックスサーバーの場合、「.htaccess」に次のような記述があります。
AddHandler x-httpd-php5.3 .php .phps
# BEGIN WordPress
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
# END WordPress
旧ドメインURLの部分を新ドメインURLに変更しましす。
↓
AddHandler x-httpd-php5.3 .php .phps
# BEGIN WordPress
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
# END WordPress
また、
RewriteBase /
RewriteRule . /index.php [L]
この2箇所は、通常はこのままでいいのですが、サブディレクトリ(https://sotook.com/wp/)などにWordPressをインストールする場合は変更が必要です。
新ドメインへのWordPressファイルのアップロード
「.htaccess」の変更が完了したら、新ドメインへアップロードしていきます。

※ファイルは変更する箇所もありますが、後でやればOK! まずはそのままアップロードしましょう。
ここでも非常に時間がかかりますが、お茶でも飲みながら待ちましょう
アップロードが終われば、後はそんなに時間はかかりません。
「wp-confing.php」でデータベース(MySQL)情報を確認しておこう!
アップロードを待っている間に、データベース(MySQL)の情報をメモしておきましょう。
旧ドメインからダウンロードしたファイルの中に、「wp-confing.php」ファイルがあります。
メモ帳などで開くと、22行目から30行目あたりにデーターベース情報があります。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘○○○○○‘);
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘△△△△△‘);
/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘□□□□□‘);
データベース名、ユーザー名、パスワードをメモしておきましょう。
データベース(MySQL)のエクスポート
時間のかかったWordPressファイルのアップロードが完了したら、データーベース(MySQL)の設定に移っていきます。
まず、エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。
画像
まず、『サーバーパネル』>『データーベース』>『MySQL設定』にて、『データベース名のバージョン』が「MySQL5.0」か「MySQL5.5」のどっちかを確認しましょう。
確認後、『サーバーパネル』>『データーベース』>『phpmyadmin(MySQL5.5) or (MySQL5.0)』の該当する方をクリックする。

先ほどメモした、「ユーザー名」、「パスワード」を入力します。
ログインできましたら、メモしておいた『データーベース名』をクリックします。

『エクスポート』をクリックします。

「エクスポート」枠の『全選択』、『SQL』がチェックされていることを確認し、『zip形式』をクリックし、『実行する』をクリックします。

ダウンロードしたSQLファイルを書き換える
ダウンロードした「SQLファイル」は非常に重要なファイルです。
ダウンロードしたSQLファイルを書き換える前に、念のためファイルをコピペしてバックアップをとっておきましょう。
それでは、SQLファイルをメモ帳などで開いて、書き換えていきます。
メモ帳の置き換え機能を使用し、『旧ドメイン』を『新ドメイン』にすべて置き換えます。

古いデータベースを削除して新しいSQLをインポートする
いよいよ最大の難所!
古いデータベース(MySQL)を削除して、書き換えをした新しいデーターベースのSQLファイルをインポートしていきます。
無事、新しいデーターベースをインポートできれば、新ドメインへの変更が完了します。
古いデータベース(MySQL)を削除した時点で、旧ドメイン&新ドメインはエラー表示となります。
削除後からインポートするまでの間は、ユーザーもアクセスできませんので、アクセス数が多いサイトの場合はご注意ください。
とはいえ、滞りなく行えば、削除からアップロードまで1分もかかりませのでサクサクやっていきましょう!
『全てをチェックする』をクリックし、『削除』を選択する

『本当に実行しますか?』

『はい』をクリック。
この時点で、サイトがエラーになりますので、サクサク書き換えしたデーターベースをインポートしていきましょう。

書き換えしたデーターベースをインポートします。

ここまで、正しくインポートできれば、新ドメインへの変更が完了しているはずです。
新ドメインで問題なく動作していることを確認したら、旧ドメインから301リダイレクト(転送)の設定をしていきましょう。
新ドメインへ301リダイレクトを行う
再び、FTPを開き、旧ドメインへアクセスします。
旧ドメインの「.htaccess」に下記の記述を追加します。
Redirect 301 / http://新ドメインURL/
301リダイレクトが正しくできていれば、旧ドメインへのアクセスが新ドメインへ転送されます。
下層ページ(個別記事など)でも、ちゃんと新ドメインへ転送されているかチェックしてみましょう。
301リダイレクトをすることで、旧ドメインへのアクセスだけでなく、SEO上のサイト評価も新ドメインへ引き継ぐことができます。
最後に不具合がないかブログ全体をチェックする
WordPressのプラグインやWordPressテーマによっては、不具合がでたり、旧ドメインURLが残っていたりします。
サイト全体をチェックして問題が無いか確認しておきましょう。
問題がなければ、これにてWordPressのドメイン変更は完了です!